一昨日、永井宏さんが亡くなった。
俺にとって永井さんは、師匠とかそんな感じではなくて、おかしなことし始める輪の真ん中にいた人で、いろんな人達に出会った輪の真ん中にいた人だった。
お昼ごろに、その知らせを聞いてびっくりしてなんだかわけがわからなかった。午後もそのまま仕事をして、帰った。駅まで歩いてる最中に、自分が下向いて歩いてることに気がついた。「下向いて歩いてる」ってなんか変な感じだった。人って下むいて歩くんだ、と辺に感心した。
一人でお店に入って、お酒を飲んでも、実感もなかった。ただ、ワイワイ酒飲む周りのおじさんたちを見ながら、ああ「永井のおじさん死んじゃったんだ」って思った。
後から、永井さんのところで出会った友達と合流してお酒を飲んだ。友達はひとしきり泣いたようだった。
お互い、人になにかを発するような元気があるかなあと思いながら、ポツポツと会話は進んでいくのだった。原発の話、地震の話、永井さんの話、周りの仲間の話、これからの話し、coyaの話、地震の話、原発の話、日本の話、永井さんの話。永井さんと原発の話一緒にするの変だなーと思いながら、進んでいった。なんかまだ永井さんがいるような気がした。
俺は確か23か24のころに永井さんのところに通いだして、そこからいろんな世界が広がっていった。
周りにできた仲間のこともそう、いろんなお店のこともそう。coyaが閉店するのを昨日聞いた。びっくりしたけど、なんかそうか、そう言われればそうなるような気がした、とも思った。勝手だけど。
俺はあんまり男の人を「格好いい」と思うことが少ないのだけど、ジュンさんは俺の中で格好いい人だった。
いろんな輪があって、いろんな力がうごめいて、ここにいる。どんな輪に入るのか、どんな道を選ぶのか。
とにかく、今日もそうして目が覚めた。「語らず、歌え」そんな言葉を思い出した。